防災・家バンクの活動について

  1. 導入実例

はじめに、防災家バンクとは、平常時の収益施設等で利活用を行いながら、社会的備蓄を増やすプロジェクトを言います。災害時には社会的備蓄を移設することで、早期に応急仮設施設を整備することが可能になり、災害関連死の防止や避難所における感染症リスクの低減、また被災者の心理的負担の軽減を実現します。

茨城県小美玉市にある「防災・家バンク 小美玉宿処」は、平常時は展示場・ホテルとして利用する社会的備蓄スキームを具現化した事例です。2020年7月に発生しました九州豪雨災害では、この防災家バンク小美玉宿処から熊本県球磨村に移設することで、応急仮設団地としてムービングハウスが活用されました。

(移送の様子)

近年、九州豪雨と同様の異常気象による自然災害、新型コロナウイルス等の感染症リスクに対抗できる、防災・減災の視点で備蓄の重要性が認識されています。ムービングハウスの移動性のみならず、使用用途の柔軟性も高いため宿泊研修施設や応急仮設住宅だけでなく、保育園、公衆トイレ、カフェやコインランドリーなど多用途で活用され注目を集めています。

(保育園)
(公衆トイレ)

また、スマートモデューロは、耐震性・断熱性・気密性・遮音性に優れております。昨今、新型コロナウイルスへの対応で注目を浴びる換気に関しては、スマートモデューロがもつ高い気密性により計画換気と陰圧空間を容易に実現可能です。そして断熱性も高いため、1ユニットあたり約18畳ほどありますが、6畳用のエアコンでも十分な稼働力になります。そして、幹線道路沿いや小美玉宿処のような空港付近でも、高い遮音性のため騒音が気にならない室内環境を提供しています。

災害時でも安心をお届けできるスマートモデューロを備蓄する、防災家バンクシステムを活用することで、災害時に迅速に応急仮設建築等の被災支援が可能になるため、全国の市町村・都道府県と災害時支援協定を締結する活動も行っております。

応急仮設住宅としても利用される、実際のスマートモデューロを体感したいという方は、ぜひお近くの展示場へお越しください。

元気なスタッフがお待ちしております!!

スマートモデューロを詳しくお知りになりたい方はコチラから

資料をダウンロードすることができます

https://www.archi21.co.jp/site/request/index.php

関連記事

能登半島地震 応急仮設住宅へ

いつもご覧いただきありがとうございます。1月1日、石川県能登半島で起こりました地震におきまして被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。ここ…

  • 64 view

多連結のこの建物は・・・!?

いつもご覧いただきありがとうございます!出社しましたら、デスクにひらりと置いてあるこちらは?!ふむふむ。ムービングハウスが多数連結された、大きな…

  • 105 view

ホテルが移動します

いつもご覧いただきありがとうございます。以前にもご紹介させていただきましたが、こちらの小美玉展示場ではムービングハウスを活用したBOUSAI IE BANKU …

  • 31 view

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。